
2020年に始まる小学校プログラミング教育の必修化ですが、開始までの時間が残りわずかとなってきました。
必修化に関する様々な記事を読んでいると、やはり学校サイドで準備するべきものが多く、人、モノ、お金など、プログラミング教育を必修化するうえで不足しているものが多数存在します。
そしてプログラミングを教えるとしても、何を教えるかは決まっておらず、その内容は良くも悪くも各学校の先生に委ねられています。このような状況の中で、たとえ必修化がスタートしたとしても満足のいく教育ができるかというのは大きな疑問です。
そこでプログラミングの勉強を学校だけに頼るのではなく、自宅でもできるもの、さらに大人でもプログラミング初心者にはピッタリな無料学習ソフトをいくつかご紹介していきたいと思います。
Scratch(スクラッチ)
まずは子ども向けプログラミング教材としてお馴染みの「Scratch」です。こちらはすでに世界中で使われており、命令が書いてあるブロックを繋ぎ合わせていくことで、ステージの上にあるキャラクターを動かしたりしながら、プログラミングの要素を学んでいくことができます。
他の子ども向けプログラミング教材よりもできることの幅が広く、スーパーマリオのようなアクションゲームやシューティングゲームを作れるのはもちろん、使い方によっては実際の生活で役に立つアプリのような作品を作ったりすることもできます。
Viscuit(ビスケット)
Scratchが高学年向きの教材ならViscuitは低学年向きの教材だと言えます。ただしViscuitもやり込んでいくと奥が深く、大人でも熱中してしまう楽しさがあります。
ステージにあるものを動かすという大まかな部分はScratchと同じですが、動かし方が「めがね」というツールを使って動かすので少し特殊な部分もあります。
実際のプログラミングを学ぶというよりは、プログラミング的思考力やアルゴリズムを学ぶのに適したソフトだといえます。
CodeMonkey(コードモンキー)
CodeMonkeyは名前の通りコードを書いて画面上のキャラクターを動かすことで、プログラミングを学んでいくというソフトです。
世界中に800万人ものユーザーがいるといわれていて、IT教育に力を入れているイスラエルでは、1700以上の学校に導入されています。
問題の種類も豊富で、アップデートが行なわれるたびに新しい問題が追加されていくのも魅力です。
今回はScratch、Viscuit、CodeMonkeyの三つをご紹介させていただきました。どれも大人であれ、子どもであれ、初めてプログラミングを学ぶ人にはおすすめのソフトだといえます。ぜひ実際に手にしてみて自分に合うものを探してみてはいかがでしょうか。